ポストプロダクション事業  大増強計画の概要を発表

東京テレビセンター、浜町スタジオを2016年6月に事業継承した株式会社PANDASTUDIO.TV(東京都中央区 代表取締役 西村正宏  https://www.pandastudio.tv 以下、パンダスタジオ)は、麻布プラザ株式会社(http://www.wo-gr.jp/az-p/ 以下、麻布プラザ)と共同で、「ポストプロダクション業務に革命を」というスローガンのもと、準備をすすめてきた新しいポストプロダクション事業の概要が決定しました。

リニア、ノンリニアの両モードで編集可能なVRi社の新しい編集システムを中心とした新しいスタジオの構築だけにとどまらず、パンダスタジオと麻布プラザで人材育成のためのトレーニングセンターの新設を行い、新しいポストプロダクション作り、人材育成をスタートさせます。

目次

ポストプロダクション事業拡大の理由と背景

東京テレビセンターの事業承継後、いろいろな改善を試みたものの、小さな改善ではなく、根本から再設計することが必要という結論にいたりました。そのためシステム、ワークフロー、働き方を含めた全面的な改革に取り組むことになりました。

2016年6月に、両社の事業承継後、IT、システム、ワークフロー、働き方改革など、様々な改善・改革を進める中で、売上が前年比350%への増加。9年連続の赤字から黒字への転換を実現しました。IT、ネットワークの活用など、改善をすれば、ポストプロダクション業務は、将来有望性を有する事業であると確信するに至りました。

ポストプロダクション事業拡大の概要

トレーニング20式+新スタジオ20式+人材育成システムをスタート

第1弾として、2017年11月中に、上野に専用のトレーニングセンターを開設いたします。トレーニング用に、JUNS株式会社のJUNS Pro Studio Ultimate 4Kを20式採用し、Visual Research Inc(以下、VRi)社のKarismaCG NDIモデル、Adobe社のCreativeCloudのトレーニングを開始します。

第2弾として、2018年春を目標に、新規に20室の編集スタジオを準備します。この編集スタジオには、CGとしてVRi社のRealtime Date Linkシステム(以下RDL)を中心としたシステムを導入します。RDLはネットワーク環境に対応し、レンダリングを必要としないテロップ作業を実現する編集設備となります。ネットワーク上での効率のよい作業、レンタリング不要の編集システム、ワークフローの最適化、業務の徹底的な効率化されたスタジオになります。

このシステムの導入により、リニアが良いか、ノンリニアがよいか、HDか4K対応かという議論ではなく、両方の手法の良いところを取り入れたハイブリッドシステムを導入し、ポスプロ事業を再生させるキーデバイスとして活用します。

この新しいポストプロダクションスタジオの構築にあたっては、システム、マシン面では、VRi社、JUNS社と協力し、編集技術、人材採用、人材育成面、運用面において麻布プラザと全面的に提携をいたします。

麻布プラザとの提携について

人材育成、バラエティ分野における麻布プラザのノウハウを提供、IT、ネットワーク関連のノウハウを、パンダスタジオが提供し、お互いの強みを活かしながら、新しいポストプロダクションの形を追求します。新しいポストプロダクションを作って行くにあたり、今後の人材募集、人材教育、相互システムの共通化と、新しいポストプロダクション事業の形を作るべく、広い範囲で提携をします。麻布プラザの得意分野であるテレビ番組の中でも、特にバラエティに特化したポストプロダクション事業の拡張を行います。

ポストプロダクション事業の人材育成について

上野に開設する専用トレーニングセンターで、カリキュラムにそって1人1台の体制で、実機を利用して学習することができる環境を提供します。また、パンダスタジオのグループ会社であるキバンインターナショナルの協力を得て、カリキュラムをeラーニング化して提供します。トレーニングセンター外でも自学自習できる環境も整備します。

麻布プラザと共同で、次世代のポスプロ人材の育成のための教育カリキュラム、教育研修所の開設を行います。また、採用活動においても、共同での活動を行います。

パンダスタジオでは、5カ年500名採用計画が進行中であり、その一環として、本プロジェクトのために、100名の中途採用、新卒採用活動をすすめます。また志同じくする企業との提携、出資(資本提携)を進めて参ります。
参考:パンダスタジオの採用ページ: https://pandastudio-recruit.com/

導入システムの紹介

教育トレーニング用としてVRi社のKarismaCG( NDI対応版)を20式導入いたします。また、新しい編集スタジオでは、同社のRDLを20式導入いたします。

RDLとは同社のキャラクタージェネレーター『KarismaCG』とマルチコーデックディスクレコーダー『Dstream』という二つのシステム構成であり、KarismaCGとDstreamのタイムラインを共有することで、レンダリングの要らないテロップ作業環境を提供。ネットワークに対応していることで、搬入から納品まで効率的なファイル運用を実現します。

新しい用途の開発について

パンダスタジオが得意とするスポーツ生中継、eSportsの生中継の技術を活かし、海外試合の日本語実況解説、CG挿入なども、同一スタジオで行います。(例:現在楽天TVのNBA生中継、eスポーツ最大の大会League of Legendの海外試合の日本語実況中継の生放送を行っている。)

今後の目標

早期に100名の技術者体制を早期にめざします。100名の技術者体制を作るためには、積極的な採用活動だけではなく、同システムを利用したポストプロダクション事業に賛同いただける企業にたいし、資本提携や出資をして参ります。

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株式会社PANDASTUDIO.TV

株式会社PANDASTUDIO.TV(東京都中央区 代表取締役 西村正宏 https://www.pandastudio.tv )は、日本でテレビ放送が始まった1953年に創業し、63年の歴史をもつ、東京テレビセンター、浜町スタジオの事業を承継し誕生。小さな携帯電話〜大型のスクリーンまで(スマホからスクリーンまで)、全サイズに対応可能。また、オリジナルの映像機器を研究開発して、製造販売をするメーカーとしての活動、大型LEDディスプレイのレンタル、販売、中継業務、映像機器のレンタル事業も展開中。

麻布プラザ株式会社

麻布プラザ株式会社(東京都港区 代表取締役社長 森澤 広明 http://www.wo-gr.jp/az-p/ )は、バラエティを中心としたテレビ番組の映像編集やMA(マルチオーディオ)に関する業務等を手がけているポストプロダクション。数多くのゴールデンタイム番組や高視聴率番組、長寿番組の制作に関わっている。

Visual Research Inc(VRi)

VRi社(韓国ソウル http://www.vricg.tv/jp/ )は、1993年に放送向けのテロップシステムの開発を開始。現在は独自開発したリアルタイム 3D 描画エンジンをコア技術として、テロップシステム、キャラクタージェネレーター、デジタル録再機、デジタル編集装置(NLE)、スポーツや選挙などの専用コーダに至るまで、放送用の編集及びオンライン CG システムのトータルソリューションを展開している。

KarismaCGとは

最新のGPUに最適化した自社開発グラフィックスエンジンを搭載した放送用リアルタイム3Dキャラクタージェネレーター。リッチな3Dグラフィックスをレンダリングなしでリアルタイムで編集及び送出でき、様々な現場において最新で高品位なグラフィックスを効果的に活用できる。

D-Streamとは

ProresやDNxHDなど様々なコーデックに対応し、一台でVCR2式分の運用を可能とするマルチフォーマットディスクレコーダー。KarismaCGと組合わせて使用すればRDLを構成することでレンダリングの必要のないテロップ作業が可能な革新的な編集環境を実現。リニア編集設備におけるVCRの代わりに使用すれば、リニア編集室をそのままネットワークに対応したファイルベース運用を可能とする。

RDLとは

Realtime Data Linkの略でVRiが提案するネットワークに対応した革新的な編集システム。ネットワーク対応により、搬入から納品まで効率的なファイルベース運用を実現し、編集現場では大量のテロップ作業をレンダリング無しで実現することができます。

JUNS株式会社

JUNS株式会社(東京都中野区 代表取締役 須藤香 http://www.juns.jp/ )は、時代に合わせた独自の映像関連製品やシステムを開発、提供。ユーザーの目的や環境に合わせ最適化したノンリニア編集機やワークステーション、ライブ配信・収録の現場で活躍するオリジナルのデバイス、システム構築を展開する。

JUNS Pro Studio Ultimate 4Kとは

ネイティブでの4K編集を可能にするノンリニア編集PC。EDIUS/Premiere/DaVinciなど様々なプロフェッショナルアプリケーションに対応。必要な部分にパワーを凝縮させ、不必要な部分を省くことでコストパフォーマンスに優れ、カスタマイズにも柔軟に対応できる。放送局やポスプロへの多数の実績がある。

 

<本お知らせについてのお問合せ先>
株式会社PANDASTUDIO.TV
社長室:勝見・佐藤
電話:0800-222-5566
メール:hamacho@pandastudio.tv

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    6. 弊社のWebサイトをお客様のご利用に合わせてカスタマイズするため

    7. 弊社のサービスの利用状況及び利用環境を含む市場調査のため

    8. 上記に付随する業務

    <お問い合わせ先>

    会社名:株式会社PANDASTUDIO.TV

    住所:〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-62-6 浜町スタジオ5F

    電話番号:03-4405-9955

    電話番号:0120-86-2020(フリーコール)

    FAX番号:03-6684-4610

    Eメールアドレス:contact@pandastudio.tv

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