星の国から孫ふたり

星の国から孫ふたり

2009年7月 MONO

企画・監督:槙坪夛鶴子
原作:門野晴子
脚本:下島三重子

太田弓子(バーバ):馬渕晴子
弓子の娘・陽子:加藤忍
陽子の夫・敏夫:比留間由哲
弓子の孫・かおる3歳:小野貴琉
かおる6歳:小野駿希
らん3歳:上野楓恋

作家の太田弓子(馬渕晴子)はバークレーから帰国した娘の陽子(加藤忍)、
その夫の敏夫(比留間由哲)、3歳になる孫のかおると久しぶりに再会した。
だが、かおるは、まだおむつも取れず、「プーラペン……デュワイン!」と
まるで宇宙語のような言葉を発し、医者に診てもらうと「自閉症の疑いがある」との診断。
仕事人間の夫は、「子育てに問題があるのでは」と陽子を責める……。

一方、弓子は「自閉症って不思議がいっぱい」と前向きに日々のかおるの成長を見守る。
そこに、バークレーから、発達障害の専門家・村井ひとみ(乾貴美子)が訪れ、
「アメリカでの積極的な自閉症(オーティズム)への早期発見、
早期療育の取り組みは人々が勝ち取ってきた」と語る。
弓子の息子・拓也(ミョンジュ)は、ひとみとスカイプで交信しながら
発達障害の専門家になる勉強を始める。

そんな時、妹のらんも自閉症だと認定されてしまう。再びゆれる家族……。
らんは、幼稚園に、かおるは小学校の特別支援学級に入学する。
かおるはそこで母をなくし心を閉ざしたマリアと出会う。

「自分本位と言われている自閉症のかおるがマリアを想って泣いた!」
かおるの初恋だと喜ぶ陽子達。「みんなに、もっと、かおるとらんのこと、
自閉症について知ってもらおう」と弓子達は地域の人たちへ支援の輪を広げるために街へ出る。

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