Zabbixを使用したネットワーク監視 その2

こんにちは! パンダスタジオの中村です。
先日、Zabbixを使用したネットワーク監視についてご紹介しました。(サーバーのインストールまでですが)
今回は、インストールしたZabbxに設定を入れていきたいと思います。

ネットワーク監視の必要性

eSports特にオンラインゲームは、インターネット回線を非常に広帯域で使用するようなイメージがありますが、
単独で遊ぶだけなら、実はそれほどの広帯域は必要ありません。
10Mbpsもあれば、快適に遊べるのではないでしょうか。

然しながら、同じ会場に10人、20人、はては70人も集まるようなeSportsの場合は、単純にプレイするだけでも、
かなりの回線が必要です。単純計算、10Mbpsを10人でも100Mbps必要になりますが、その他にも、
配信用にプレイ映像をスイッチャー等アップロードする、映像を配信する、といった用途に安定で広帯域の回線が必要です。

このような状態を維持するために、常に回線や機器の状況をwatchして、必要な場合や機器/回線障害の発生時には、
適切に組み替えるなどの操作が必要となります。
(組み換えは、緊急での組み換えの場合もありますし、今回の様子を見て次回に予防的に組み替える、という場合もあります)

Zabbixの設定については、以下のHPを参考にさせて頂きました。どうもありがとうございました。
yuu26’s memo
https://blog.yuu26.com/entry/20180213/1518529998

Zabbixの設定 (の前に) ルーターの準備

SNMP 設定
RTX1210 にログインし、下記コマンドにて SNMP を許可します。
<IP>のところは、ZabbixサーバーのIPに適宜変更ください

# snmp host <IP> public
# snmp trap host <IP> public

ルーターのWebGUIを使用する場合は、冒頭の#は必要ありません。(コンソールに表示の#です)

Zabbixの設定

RTX Private MIBファイルの配置
Zabbix ServerにRTXのPrivate MIBファイルを配置します。
RTXシリーズのMIBファイルはYAMAHAのサイトで配布されているので、それをダウンロードします。

# wget http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/mib/yamaha-private-mib.tar.gz
# tar xvzf yamaha-private-mib.tar.gz -C /usr/share/snmp/mibs

MIBファイルを配置したら、Zabbix Serverを再起動します。
# systemctl restart zabbix-server
# systemctl status zabbix-server

snmpwalkでSNMPの確認

MIBファイルを格納し、Zabbix Serverを再起動した後にPrivate MIBで値を取得できるか確認

# snmpwalk -v 1 -c public yrIfPpInUtil -m /usr/share/snmp/mibs/yamaha-rt-interfaces.mib.txt

snmpwalk コマンドが利用できない場合は、以下のコマンドでインストールしておきます。

#yum -y install net-snmp
#yum -y install net-snmp-utils

Zabbixに RTX1210のテンプレートを適用して修正
監視項目をひとまとめにした Zabbix テンプレートを登録します。
下記リンクで公開されている「RTX1200 用」を利用します。

https://sukejob.com/contents/pc/zabbix-template.html

「RTX1200」かつ「Zabbix 2」向けですが今回の構成でも活用できました。
ダウンロードした XML ファイルを開き、RTX1200 → RTX1210 に文字列置換しておきます。

テンプレート設定

Zabbix 管理画面にログインし、設定 → テンプレート → インポート の順にクリックして、先ほど置換済みのファイルをインポートします。

ホスト作成

Zabbix 管理画面から、設定 → ホスト → ホストの作成 とクリックしてすすみます。
「エージェントのインターフェース」を削除し、「SNMPインターフェース」を追加します。所属グループも最低一つ選択しておきます。
追加を押さずに更新しても反映されないので注意してください。

テンプレートを選択して、先ほどインポートしたテンプレートを選択します。

グラフで確認

監視データ → グラフ からデータが取得できていることを確認します。

スクリーン

最後に監視データ → スクリーン → スクリーンの作成 から、監視したいグラフを並べたスクリーンを用意すると便利です。

浜町スタジオのご予約や、ネットワーク監視、ネットワーク構築工事のご相談は以下のお問い合わせから、お願いいたします。

浜町スタジオ Aスタジオ
https://www.pandastudio.tv/studio/astudio/

浜町スタジオ Bスタジオ
https://www.pandastudio.tv/studio/bstudio/

    目次

    お問い合わせフォーム

    株式会社PANDASTUDIO.TVについてのお問い合わせは以下フォームよりお問い合わせください。フリーダイヤル 0120-86-2020 でも用件を承ります。

    任意ご希望の内容

    任意件名

    任意貴社名

    必須氏名

    必須Email

    任意電話番号

    必須お問い合わせ内容

    個人情報の取扱い規約

    株式会社PANDASTUDIO.TV(以下「弊社」といいます)は、弊社が定めるプライバシーポリシーに従ってお客様の個人情報を取得及び管理いたします。 弊社のプライバシーポリシーにおいては、お客様の個人情報の取得にあたり利用目的を明示又は公表すること、並びに、利用目的の達成に必要な範囲内において個人情報を取り扱うことを定めています。 弊社は、弊社のWebサイト上でのサービスお申込及び資料送付のお申込みの受付、各種イベントにおけるアンケートの実施、弊社のネットワーク関連製品またはサービスのご購入、並びに、お客様からの弊社へのお問い合わせ等を通してお客様の氏名、住所、メールアドレス、勤務先、役職等の個人情報を取得する場合があります。この場合に弊社は、お客様から取得した個人情報を以下の目的のために利用します。

    1. 弊社のサービスをより向上させ、かつ、お客様のご要望により応えられるものとするため

    2. 弊社のサービスに関する最新の情報をお客様にお伝えするため

    3. 弊社のサービスをご購入いただいたお客様に対するサービスを実施するため

    4. 弊社及び弊社のビジネス・パートナーからのお客様にとって有益と弊社が考える情報を提供するため

    5. その他必要に応じてお客様にコンタクトするため

    6. 弊社のWebサイトをお客様のご利用に合わせてカスタマイズするため

    7. 弊社のサービスの利用状況及び利用環境を含む市場調査のため

    8. 上記に付随する業務

    <お問い合わせ先>

    会社名:株式会社PANDASTUDIO.TV

    住所:〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-62-6 浜町スタジオ5F

    電話番号:03-4405-9955

    電話番号:0120-86-2020(フリーコール)

    FAX番号:03-6684-4610

    Eメールアドレス:contact@pandastudio.tv

    個人情報の規約に同意される方は送信ボタンをしてください。

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    • URLをコピーしました!
    目次